IPAもいいけどベルギーにはセゾンがある!
こんばんは。。。
橋口です。
最近、ビール業界では空前のIPAブームが巻き起こっておりますが、
苦みの効いたジャンルのビールならベルギーにもあるじゃなイカ!!
もともと、ビールは苦いから嫌いだった僕を、苦いの好きに変えてしまったビール・・・・・
そう・・・・・・・
セゾンビール!!!!
ホップの苦味が効いたがもの多くてとっても美味なんです。
さてさて、セゾンビールとは、かつて農家が夏の農作業中に喉の渇きを癒すために、
農閑期である冬の間に醸造したビールのこと。
「セゾン」とはシーズン(季節)という意味で農閑期にだけ造られることから、
セゾンビール(季節ビール)と呼ばれるようになりました。
なので、クリスマスなどの季節ビールとは別の意味合いになります。
そもそも、何故農家で造っていたかと言うと、
農家では夏の仕事中喉が渇きますが、
生水には病原菌が含まれている可能性があって飲むことができませんでした。
そこで、農閑期にはどの農家でも煮沸して殺菌してある安全な飲み物として、
ビールを仕込んでいたんです。
お仕事中に水の代わりに飲むので、アルコール度数が高すぎてはいけないのですが、
冬に仕込んで夏に飲むまで腐らせたり発酵し過ぎて、アルコール度数が上がりすぎないように、
高い温度で糖化して発酵しない糖分の抽出量を多くしボディを強くしたり、
ドライ・ホッピングを行ったりと、さまざまな工夫がなされました。
※ホップは防腐剤の役割をします。
また、喉の渇きを潤すため、発泡は強めでドライな飲み口になっているものが多いです。
なので、味わいとしてはホップの苦味、ドライな酸味が特徴で
コクと甘味があり、柑橘系のホップの風味が特徴的です。
そこで、今夜のおススメビールは。。。
「セゾン・ドッティニー」
オレンジやグレープフルーツを思わせる爽やかな苦みがあり、
程よい苦みの余韻を残して行きます。
甘みもありますが、べたつくような重たい甘さではなく、
ホップの苦みとモルトの甘さのバランスが絶妙です。
発泡も強くて、飲んだ瞬間
「くぅーーーーーーーっっっ!!!!」
ってなります。。。
さすが、水代わり・・・・
感服致します。。。。
IPAも美味しいけど、セゾンも素晴らしい!!
みなさんも、ぜひお試しくださーい。。。