「ベルギービールは800銘柄」という嘘 - ベルギービール麦酒本舗鹿児島の奇跡

「ベルギービールは800銘柄を数える」という嘘？

なんとも挑発的なブログタイトルとなってしまいましたが、実は最近でもテレビなどではベルギービールを紹介する場面で必ずと言っていいほど「ベルギービールは800もの銘柄が存在する」なんて説明されています。

この「800銘柄」という数は何を根拠に言われているのだろうか。

日本で紹介されている文献の中でもその数は様々で、一体何を信用すれば良いのか？判断の難しいところではありますが、麦酒本舗のメニューブックにもベルギービールについての解説が一番最初のページに出ています。

そこでは定説となっている「800銘柄」ではなく、「1500を越える銘柄」と書かせてもらっています。

この「1500を越える数」も1997年のデータ（wiki）で実際には、毎年各醸造所が新しい銘柄を数種発表している事を踏まえれば相当な数になっているはずです。

日本の地ビールメーカーでさえ約300ほどもあり、各醸造所が仮に３銘柄作っていたとしても900銘柄を超えるわけですよね。

この「800銘柄説」には昔から「？」と感じていたのですが、この度、日本人で初めて日本人による日本人の為のランビックの専門書を著作された山本氏のブログ、★ brillat savarin の麦酒天国 ★でちょうど取り上げられていたのを拝見して、「やっぱり」と思ったので今回記事にしてみました。

引用するよりもご本人のブログをご覧になったほうがわかり易いと思うのでこちらに↓

結局、実際の銘柄数を把握するのは非常に難しい、という事と、ベルギービールの銘柄数はものすごい事になっているという事。そして、こんな事を気にするのは日本人くらいなのかもしれないwということがわかりました（笑）

ただし、これからはプロとして胸を張って「800なんて少ない数じゃないよ」と言えそうです。

常備150種類以上、をうたっている麦酒本舗でもまだまだ追いつけそうも無いベルギービールの増え方。勉強はこれからもずっと続きそうです（笑）