ベルギービール麦酒本舗 鹿児島の奇跡

鹿児島で唯一のベルギービールプロフェッショナル伝道師KOOHが、ベルギービール不毛の地【鹿児島】でひとりでも多くの人にベルギービールを広めていく伝道の物語

幻のトラピストビール開けました。

トラピストビールは、トラピスト会修道院で作られる上面発酵ビールの呼称である。 世界の171あるトラピスト会修道院のうち7箇所のみで生産されている。 これらの醸造所では、トラピスト会修道士の協会によって定められた規則を遵守することで、トラピストビールのロゴが入ったラベルと名称の使用が認められている。 現在ではトラピスト会製品のロゴとトラピストビールの名称を使用できるのは7つの修道院(醸造所)のみとなっている。 オルヴァル - (オルヴァル修道院) シメイ - (スクールモン修道院) ロシュフォール - (サン・レミ修道院) ウェストマール - (ウェストマール修道院) ウェストフレテレン - (シント・シクスタス修道院) アヘル - (ベネジクトゥス修道院) ラ・トラッペ - (コニングスホーヴェン修道院) 6箇所はベルギーにあり、ラ・トラッペのみオランダにある。 1996年、ラ・トラッペは高齢化と人手不足もあり民間業者と契約し製造スタッフを外部から迎え入れた。 修道士が製造に携わらなくなったため、同年12月1日から名称とロゴの使用を取り消されている。 しかしコニングスホーヴェン醸造所はロゴの使用を続けたため問題となっていた。 民間業者との話し合いや国際トラピスト会修道士協会の合議の結果、コニングスホーヴェン修道院では修道士が毎日数時間、醸造に携わり指導しコントロールすることで合意し、2005年9月9日から再び正式にトラピストビールを名乗っている。 ウェストフレテレンは一切ラベルの無いデザインになっている。 ※以上、ウィキペディアから抜粋 このうち、一つを除いては日本でも味わうことが出来ます。 商用ではないためにラベルも一切ないビール。 一般酒販も許されていないために、極めて流通が少なく、「幻のトラピストビールとも言われている。 そう、「ウェストフレテレン」です。


先日、常連様のT内さんがベルギーへとビール旅行に行き、麦酒本舗のために…というよりはKOOHのために買ってきてくれたのです。 都内では一本1万円を超える値段で飲ませるお店もあるほど、このビールのレア度は最高級! 特にアプト12は二つの国際的なビールのランクサイトで1位にランク付けされ、味的にも世界最高峰のビールなのです! ウェストフレテレンには全部で3種類あります。 ブロンド (Blond) アルコール度5.8%。王冠は緑。液色は金色。柑橘類に似た香りと苦みをもつ。 エクストラ8 ( Extra8) アルコール度8%。青。王冠は青色。液色は黒褐色。ビターで甘みもありバランスが良い。黒ビールに似ていると評する人もいる。 アブト12 (Abt12) アルコール度10.2%。王冠は黄色。液色は濃黒褐色で、泡も茶色がかっている。コーヒーやチョコレートにも似た苦みと甘く重いコクのあるボディをしている。 この恐ろしくレアな世界最高峰、幻のトラピストビールを開けちゃいました。 (12/2をWの日と銘打って、この日を参加者達はそ〜っと待っていました。) アルコール度数の低い順に味わっていきます。 まずはブロンド。


驚くほど飲みやすい!!色も綺麗なブロンド色! 感じとしてはセゾン系のビールに似ている。軽い飲み口ですがなんか存在感があります。 ボン・ヴーの度数を軽くしたらこんな感じになるのかな?? 次にエキストラ8。


度数8%を感じさせない飲み易さ。色も味も濃くなりましたがバランスの良さで感動してしまう。 最後にアプト12。


今度はしっかり度数の高さも感じます。濃くて深い!参加者みんな大絶賛。 3種類とも何とバランスが良いのでしょう。 ただ珍しいだけのビールではないですね。 本当に美味しい。


最後に、もう一度ブロンドに戻ってみたら… あら不思議。これは水だ!! アプトの次にとっておいたブロンドを飲んだらほとんど味がしない。開けてしばらくたっていたので飛んでしまったこともあるのでしょうが、最初の感激がウソのようです。 順番は正しかった。


こんなに真剣にみんなで味わったのは初めてかも。 飲み比べ会皆勤賞のS藤さんも、いつもとは全く違う緊張感。


来年は絶対に現地で飲むぞ〜!! と、心に決めた変態達でした。(笑)