ベルギービール麦酒本舗 鹿児島の奇跡

鹿児島で唯一のベルギービールプロフェッショナル伝道師KOOHが、ベルギービール不毛の地【鹿児島】でひとりでも多くの人にベルギービールを広めていく伝道の物語

GAMBRINUS

GAMBRINUS ガンブリヌス 今日はちょっとビールにまつわるお話を。 ガンブリヌスといえば、ここ麦酒本舗では最近カンティヨン・ロゼ・ド・ガンブリヌスの話題で盛り上がりましたが、この『ガンブリヌス』とはなんぞや?という方も多いのではないでしょうか?


このお方が『ビールの神様・ガンブリヌス』です。 ガンブリヌスの話には諸説あり… ガンブリヌスとは、実在した公爵であるヤン・プリムス(ブラバント公・ジャンI世:1253-1294年5月3日)(※Wikipedia参照) の名前が訛ったものとされ、伝説上はビールを考え付いた人として、いまなおビール醸造家に「ビールの王様」として崇敬されている人物です(フランス・ブルゴーニュ地方では「ジャン・プリム」とも) ちなみに、ビールを飲む時に「乾杯!」とジョッキを合わせる習慣を作ったのもこの公爵だと言われています。 ヤン・プリムス一世は13世紀のルーヴァンからアントワープ地方一帯を治めていた人物ですが、今もドイツやチェコ辺りでは多くの醸造所や銘柄でその名を残しています。ビールの杯を片手に、頭には大麦の穂でつくった冠を戴いています。 ガンブリヌスの像も世界の至る所で見る事が出来ます。 もちろん日本にも…


これはサッポロビールにあるガンブリヌス像。




ワインの神様は皆さんよくご存知の『バッカス』ですが、ビールの神様は『ガンブリヌス』です。 さて、なんでこんな話になったかと言うと、カンティヨン・ロゼ・ド・ガンブリヌスのラベルについて調べていたのです。 なぜ、裸の女性を服を着た男性が膝に乗せているのか。 結局、まだわかっていないのですが、この男性がガンブリヌスではない事は確かですね(笑)


ところで、この女性、服を着ているバージョンもあるのを知っていましたか?


これはアメリカ輸出用のラベルなんです。 アメリカは裸の女性に関して規制が厳しく、このような2種類のラベルを作らなければならなくなったそうです。 それにしても、この男性の服装。 必要以上に重装備なんですよ。手袋もしているし、ブーツには大きなリボン。 一体何者なのか、すごく気になりますよね。 知っているマニアなお方がいたらこっそりと教えてください。