今日は....
こんばんは。
今日、4月9日はあの『ヒューガルデン・ホワイト』や『セリス・ホワイト』の生みの親である、ピエール・セリス氏の命日です。
麦酒でも人気の高い、ヒューガルデン・ホワイトとセリス・ホワイトですが、これらを生み出したピエール・セリス氏は2011年4月9日、86歳で亡くなりました。
1966年ヒューガルデン村出身で牛乳屋であった、ピエール・セリスは以前よりビールの醸造に興味を持っており、廃業した醸造所から設備一式を購入、1965年にホワイトビール造りをはじめました。
彼は1400年代にこの村でビール造りをはじめた修道院に敬意を表して、自分の醸造所を「デ・クライス(僧院・修道院)」と名づけました。
そこで、村の名前にちなんで『ヒューガルデン・ホワイト』を醸造しました。
当初、年配のビールファンが懐かしがって支持してくれると考えていましたが、実際には若者に受けたのです。
ボトルの底の滓を見て、ナチュラルなビールだと思ったのがその理由でした。
口コミでホワイトビールの噂は一気に広まり、デ・クライス醸造所は急速に大きくなりました。
ところが1985年 デ・クライス醸造所は火事で一部が焼失してしまいました。
セリス氏一人の財力では再興することができないほどになってしまったため、インターブリュー社(現アンハイザー・ ブッシュ・インベヴ)の傘下に入ることとなったのです。
それから、ピエールセリスは1992年にアメリカに渡り、テキサスのオースチンにブルワリーを設立。
『セリス・ホワイト』というベルジャンスタイルのホワイトビールの醸造を開始しました。
ヒューガルデンよりソフトで、少しフルーティーで、フレーヴァーが高いといわれていました。
セリスは、グレート・アメリカン・ビア・フェスティバルで何度もメダルを獲得するなど成功しました。
(インポーターHPより)
今宵は、ピエール・セリス氏の想いのこもったヒューガルデン・ホワイト、セリス・ホワイトを、ぜひご堪能ください。