ベルギービール麦酒本舗 鹿児島の奇跡

鹿児島で唯一のベルギービールプロフェッショナル伝道師KOOHが、ベルギービール不毛の地【鹿児島】でひとりでも多くの人にベルギービールを広めていく伝道の物語

ビオス・クリーク樽生、常設開始!

先日お伝えした通り、オープン以来、ずっとレギュラーで楽しませてくれて来た『ベルヴュー・クリーク樽生』が終了し、新しく『ビオス・クリーク樽生』がレギュラー入りしました。

ベルヴュー・クリークはフルーツランビック。ビオス・クリークはレッドエール。

味も香りも全くの別物です。



今回はちゃんと専用グラスも届きましたので、グラスとともにお楽しみください。

以下、

ビオス・クリークについての、インポーターさんのブログでの紹介です

普通のフルーツビールと思われがちなビオス・クリークですが、なかなか面白いビールです。

ベルギーではヴァン・スティーンベルグ醸造所は"ビオス醸造所"とも言われます。醸造家と話していてもその方が通じます。(発音の問題かな、、、)現在のオーナー、ジェフの曾祖父であるポール・ヴァン スティーンベルグ。彼はこの醸造所のあるエルトベルデの町長そしてベルギー国会議員にもなったこの町の名士でした。そして彼がその頃、名声を得ていたレッドビール"ビオス・ブラームス・ブルゴーニュ"から取って"ビオス醸造所"という名前へ変更したそうです。

ビオス・ブラームス・ブルゴーニュは一風変わっており、熟成タンクの中にオークチップを入れてビールを寝かせるという手法を使っています。

ビオス・クリークはこのビールがベースに使われています。

ここで何がいいたいかといいますと

フルーツビールのベースは最近、比較的醸造しやすいホワイトビールベースが非常に多くなっています。

またみなさんが普通にうかぶフルーツビールはランビックベースの物も多いでしょう。

そこで、あまのじゃくな私は

"レッドビール,ブラウンビール(長期熟成ビール)"ベースのフルーツビール

というマニアックな分野を輸入し始めたわけです。

ただマニアックなわけではなく、レッドビール等の酸味とチェリーの酸味は非常に相性がよいと思っています。ただし、ホワイトビールベースに比べて格段に時間も手間もかかりフルーツ・ランビックと違って分野があまり確立されていないこのフルーツビールは次第に消えて来ています。一番知られているのはローデンバッハのアレキサンダーなどがいい例です。この流れはなかなか止めるのは難しい。

このような背景を知って飲む、ビオス・クリークはまた感慨深いものになるでしょう。

ビオス・クリークをよろしくお願いします。