ベルギービール麦酒本舗 鹿児島の奇跡

鹿児島で唯一のベルギービールプロフェッショナル伝道師KOOHが、ベルギービール不毛の地【鹿児島】でひとりでも多くの人にベルギービールを広めていく伝道の物語

Bourgogne des Flandres

昨日、S藤さんから「一緒に飲みませんか?」と 持ってきて頂いたのがこの「Timmermans Bourgogne des Flandres」 「ブルゴーニュ・デ・フランドルと言います。


ブルゴーニュ…といえば、ねぇ。 麦酒本舗とは切っても切れないキーワードです。 「KOOHさんはもう飲みましたか?」とメールいただいたのですが、実はまだ飲んだ事なかったです。 もちろん知ってはいましたが、うちで扱おうとは思っていなかったので(グラスの形状も名前的にもドゥシェス・ド・ブルゴーニュとかぶるし…) 初試飲です。ラベルが昔の黄色いものから、ボトルに直接印刷されるタイプに変わったんですね。 専用のグラスは、ドゥシェス・ド・ブルゴーニュと似たような形で(写真:ドゥシェス・ド・ブルゴーニュのを使用) ランビックとレッドエールをブレンドして樽で熟成させる、珍しいビールです。 香りは香ばしく、レッドエールのような酸味とシロップっぽい甘さの後に鉄っぽさが残ります。 一言で言うと、「酸味が強くなったキルケニー」のようだ!と、スタッフ丸山が言っておりました。


Timmermans Bourgogne des Flandres (ティママンス・ブルゴーニュ・デ・フランドルベルギーフラームス・ブラバント州)。容量250mL、アルコール度数5.0%、原材料:大麦麦芽、コーン、糖、小麦(非モルト化)、ローストバーレイ、着色料(カラメル)、ホップ、香料添加剤、酸化防止剤(ビタミンC)。 S藤さん、ありがとうございました。 以下に、このビールの歴史を、いつものように★ brillat savarin の 麦酒天国 ★さんのHPから引用させて頂きます。 このビールは紆余曲折を経ています。 ブルゴーニュ・デ・フランドルは、1825年から代々ビール産業に関わってきた、ブリュージュのヴァン・ホウトレーヴ (Van Houtryve)一族により1911年に最初に造られました。彼らは“デン・オス(Den Os ※)”と名乗り、自分達で醸造設備を持たず、ブラバント州のパルム醸造所のエールと、ティママンス醸造所のランビックをブレンディングして、このブルゴーニュ・デ・フランドルを約45年間販売しました(1911〜1957年)。 しかし、1959年にデン・オスは廃業し、その後、このビールはデュシャス・ドゥ・ブルゴーニュで知られるヴェルハーグ(Verhaeghe)醸造所に継承されました。更にその後、ティママンス醸造所(ティママン;1781年創業、1993年〜:ジョン・マーティン社傘下)に1989年に移管され、今日に至っています。 現在もフランダース・レッドエールを模したパルム醸造所の特製ダークエールをメインに当醸造所のランビックをブレンドして造られています。しかし、そのアルコール度数は著しく変化しています。ティママンス醸造所が承継した後、1990年代中庸までは少なくとも6.5%程度ありましたが、その後、5.5%に引き下げられ、2、3年前に5.0%まで更に引き下げられました。恐らく、その味わいも長い歴史の中で途方もない変遷を繰り返しているものと推察されますが、確かめる術は勿論ありません。 現在は、ブルゴーニュ・デ・フランドルだけでなく、ブルゴーニュ・デ・フランドル・ブロンド、ブルゴーニュ・デ・フランドル・ブリューン、ブルゴーニュ・デ・フランドル・ブロンド・アズ・ペールなどの銘柄があります。