疎開
先ほど、埼玉から無事に父がやってきました。
余命宣告ではもうとっくに死んでいるはずの父。
なんだかんだで2年くらい生きながらえているのかな。
両足を切断してからは初めての対面。
新幹線で埼玉から7時間(東京駅まで2時間、合わせて9時間!?)
無事に生きてたどり着けるのか、不安でしたが、ホームへ迎えに行くと車いすに乗ったままちょこんと待っていました。
埼玉県・川越市にある実家を売り払って、鹿児島に疎開させました。
放射能の事もあるけど、このままでは母の方が看病疲れで死んでしまいそうだから。
先ほど、転院の手続きを終え、店の買い出しの為にちょっと抜けてきました。
来月頭には姉の一家も、茨城から鹿児島に疎開してきます。
実情は、政府やテレビが言っているよりも深刻です。
姉の家にはまだ小さい子供がいるので、高濃度汚染された茨城に住み続けるのは不可能です。
それでも、テレビでは大丈夫って言ってるから…と、子供たちをそのまま学校に通わせている知り合いがほとんどです。
実際には、引っ越したくても金銭的な面や身寄りが無いなどの理由で動けない人がほとんどではないでしょうか。
鹿児島に越して来たからといって、この先いつまで安全かなんてわかりませんが…
とにかく、今夜は母を麦酒本舗にご招待しておいしいご飯を食べさせます。