ブルオクセラ。
昨日、カンティヨン・グランクリュ・ブルオクセラを頂きました。
お客様から一杯ごちそうになったのですが、素晴らしい!の一言でした。
もっと寝かせたら、更なる感動があるのでしょうが、待てません。(笑)
残念ながら、あとはご予約分を残して完売しましたが、さすが最高峰。
ランビックの中の王様的存在、カンティヨンのさらに最高峰です。
なかなか手に入りません。
今回のはまだ少し若いランビックです。が、ストレートランビックのこのブルオクセラは
出荷される前にすでに、3年は熟成されています。
泡立ちはほとんどありません。(見た目はワインですね。)
予想に反して、酸味もグースほど強く感じず、後味には上品な苦みが残る。
飲むほどに惹き込まれて行く、まさに最高峰。
この美味しさを理解出来る人はこの鹿児島にどれくらいいるんでしょう。
早くこの世界を知ってもらいたいなぁ。
もちろん、マニアな方は鹿児島にもたくさんいらっしゃいますが…
さてそこで、お客様からこんな質問が。
「ブルオクセラってなんでしょうか?」
あ〜、そういえば先日のロゼ・ド・ガンブリヌスを調べる事で精一杯で、こちらは調べていませんでした。
その他のカンティヨンについては結構、本などでも紹介されているのですが、ブルオクセラについては
語られていませんでした。
と、言う事で調べたんですが、面白い事がわかりました。
「ブリュッセル」の名は“湿地帯にある砦”を意味する「ブルオクセラ」から由来している。?今はもう現存しないセンヌ川の中之島サン・ジェリー島に、領主ロートリンゲン公 シャルル・ド・フランスが紀元979年に小さな砦を築いたのが起こりとなっている。
shiroperuの海外旅行記と写真集より。
http://shiroperu.web.infoseek.co.jp/
つまり、ブルオクセラとはブリュッセルの事だったんですねぇ…
知っていた方にとっては、「当たり前だろ」と言われてしまいそうですが、だからこのラベルなんですね。
ちなみに、最近のカンティヨン・シリーズにはラベルにケシの花が描かれていますが
1999年から政府から正式に無農薬許可を受けた原料を使って醸造を開始し
「農薬を使った土壌ではうまく栽培されない植物」のケシの花をシンボルマークとして印刷するようになりました。
カンティヨンの最高峰と言われる、「ブルオクセラ」
今ならまだ、ご予約可能です。
いつ入荷出来なくなるかはわかりませんが、一度は味わっておきたい逸品ですね。